【種類別】外壁材の特徴とメンテナンスの違い

外壁の仕上げや基材(下地)は種類が多く、それぞれメンテナンス方法が異なります。基本的にタイルや石貼り、樹脂系サイディング以外は、基材を守るために塗装が必要です。

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また、塗装の必要がない外壁仕上げでも、洗浄することで美観を保ち劣化を遅らせることができますので、適切なメンテナンス方法を知っておくことが大切です。

以下に主な外壁仕上げを載せておきます。

サイディングの特長とメンテナンス

サイディングの特長
サイディングは最近の住宅で一番普及している外装材です。耐熱性、耐火性、耐水性、施工性に優れ、汚れが取れやすいように機能性を付加したものや、意匠性に富んだものも多いです。

主原料の違いにより、以下のような系統に分かれます。

窯業系 セメント質と繊維質が主原料。耐火性や施工性に優れる。石風や塗り壁風などデザインのバリエーションが豊富。 窯業系サイディング
金属系 鉄やアルミニウム、ガルバリウムなどの金属板に、発砲系樹脂断熱材を裏打ち又は挟み込んで成形したもの。軽量で、施工性に優れる。 金属系サイディング
木質系 天然木などに塗装を施したもの。断熱性が高く、環境にもやさしい。風合いがよい。比較的、防火性能が乏しい。 木質系サイディング
樹脂系 塩化ビニル樹脂が原料。北米では主流だが日本では防火面から少ない。耐久性、耐候性に優れ、退色もほとんどない。軽量。 樹脂系サイディング

サイディングのメンテナンス
サイディングは系統によりメンテナンス方法や周期がことなります。樹脂系以外は基材を保護したり、サビを防止するために塗装が必要です。

窯業系 基材保護のため定期的に塗装が必要。塗装サイクルはサイディングの種類や塗料により異なるが、サイディング面を手で撫でた時に白い粉が付く(チョーキング現象)ようなら塗り替え時。また、サイディングの目地を埋めるシーリング材は、およそ10年ぐらいが寿命の目安。
金属系
木質系 基材保護のため定期的に塗装が必要。表面の塗装が退色し、チョーキングを起こしたら塗り替え時。目安は10~15年に1度。
樹脂系 劣化や退色がほとんど無く、シーリング材も使用しないため、メンテナンスは汚れやカビ、藻などを洗い落とす程度。ひびなどの破損は補修が必要。

モルタル下地塗り仕上げの特長とメンテナンス

モルタル下地塗り仕上げの特長
セメントに砂を混ぜて水で練ったモルタル下地に、塗り仕上げをしたものです。いろいろな意匠があり、風合いがよいので人気があります。

主な仕上げデザインに以下のようなものがあります。

吹付タイル
(吹き放し)
吹付タイル吹き放し 下塗りの後、厚みと模様を加えるため主材を吹付け(中塗り)、その上に上塗りをして仕上げる。中塗りと上塗り材が異なるため複層仕上げと言われる。吹き放しと、金コテやプラスチックローラーで凹凸を押さえる2種類の仕上げがある。
吹付タイル
(押さえ)
吹付タイル押さえ
リシン吹付 リシン吹付 ツヤが無く砂壁のような仕上げ。和風の趣が出る。下塗りの後、小さな石を含んだ上塗り塗装材を1~2回吹き付ける。薄付仕上げの代表的な仕上げ。ひびに追随できる弾性リシンもあるが、仕上げが薄いので効果に乏しい。
スタッコ吹付
(吹き放し)
スタッコ吹付吹き放し 厚付仕上げの代表的な仕上げ。厚みがあるのでリシンより重厚感がある。見た目が吹き付けタイルに似ているが、スタッコの方が凹凸感がありザラザラした手触り。風合いが良いが汚れやすい。ひびに追随できる弾性スタッコもある。
スタッコ吹付
(押さえ)
スタッコ吹付押さえ

モルタル下地塗り仕上げのメンテナンス
雨だれ、カビ、藻なども比較的付きやすいため、美観の修繕目的でメンテナンスされる方が多いです。

モルタル下地はひびが入りやいので、補修が必要になってくる場合もあります。塗膜の劣化に合わせて塗り替えが必要です。

吹付タイル(複層仕上げ)、リシン(薄付仕上げ)、スタッコ(厚付仕上げ)では、同じ面積を塗り替えたとしても凹凸の違いにより必要な塗料の量が変わります

吹付タイルを基準とした場合、以下のようになります。

吹付タイル(基準)< リシン(1.2~1.5倍)< スタッコ(1.5~2倍)

その他の外装材の特長とメンテナンス

古い住宅の外壁ではモルタル下地の塗り仕上げ。新しい住宅の外壁ではサイディングが圧倒的に多いですが、他にも以下のような外壁仕上げがあります。

タイル 耐候性、耐久性、耐火性に優れる。タイル自体はメンテナンスフリーだが、ひび割れや剥離する可能性がある。目地が劣化した場合は補修が必要。一般的に塗装はしないが、洗浄したり、タイルの美観を保ち目地からの雨水進入を防ぐ保護材を塗布することがある。 タイル
ALC ケイセキ、セメント、生石灰などを主原料に、高温高圧多湿の養生釜で製造された軽量気泡コンクリート。旭化成のへーベルなど。断熱性、耐火性に優れ重さはコンクリートの4分の1。目地や塗膜のメンテナンスが必要。多孔質なので、表面の気泡穴を埋めながら塗装する。 ALC
コンクリート打ち放し 塗装やタイル貼りなどをせず、コンクリートむき出しの状態を仕上げとした外壁。耐久性、耐火性、耐水性に優れるが、雨水の浸入やカビ、藻を防ぐため、撥水材を塗る。塗り替え時期は撥水材の商品によって異なる。 コンクリート打ち放し

外壁の塗り替えやメンテナンスは複数社見積必須

基本的にメンテナンスが全く必要ない外壁はありません。耐用年数の差はありますが、必ず定期的な手入れが必要です。

外壁の塗装やメンテナンスは基材(下地)や既存塗膜の種類によって方法が異なります。中には「ALCは不慣れ」という業者もあるかもしれません。

実績や経験が豊富な業者を見つけて、できるだけ安い価格で工事するには相見積もりが必須です。

ネットの一括見積もりなどを活用して、最低でも3社以上から話を聞くことをおすすめします。値段や工事仕様など一番合理的な業者を見つけるには比較検討が必須です。

 屋根・外壁塗装の見積を安くする方法

外壁や屋根の塗り替えをする時は、複数社見積もりが必須です(おすすめは3社以上)。

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参考:【外壁塗装の見積もり事例】単価の相場や問題点を解説

ここでは見積もり事例を見ながら問題点や価格相場について解説しています。

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